介護職として働き始めたばかりだと、「利用者に何かあったらどうしよう」という不安を覚える人が多いだろう。特に経験が浅いうちから色んな仕事を任されると、強い不安を覚えると思う。多くの介護施設では人手不足に喘いでおり、新人研修に時間を割くことができないところも少なくない。そのため、中には指導不足の状況でも新人に独り立ちを求める職場もあるようだ。

しかし、そのような状況だと不安に押しつぶされそうになり、すぐに離職を考えてしまうことになりかねない。何十年も働き続けている人でもそうなので、新人なら当然だろう。そこで、未経験から介護業界に転職するときには、研修制度を設けたり、フォロー体勢が整っている事業所を選ぶようにしてほしい。また、事業所の中には、働きながら資格を取ることを支援してくれるところもある。そのような職場なら、経験がなくても安心して働けるだろう。

ただし、慣れない職場で働きながらの資格取得は大変なので、できれば入職前に介護職員初任者研修の資格を取っておくのが理想的だ。介護職員初任者研修は、講義と演習を合わせた約130時間の研修を受講し、筆記試験に合格すれば取得が可能だ。研修は15回ほどのスクーリングと3~4回の自宅学習のみで、最短40日間で試験を受けられる。また、通学スタイルなら、さらに資格取得までの期間も短縮できるだろう。この資格を取得しておけば、介護の基礎知識がマスターできるので、デビュー後も比較的安心して仕事を始められるはずだし、資格手当が付くので、月給もいくらか高めにしてもらえるだろう。